月苑飯店～美味繁盛日記

1月28日、春の選抜甲子園の出場高が発表されましたね

今回、残念ながら沖縄からは出場かないませんでした・・・

しかし！沖縄県勢の強さは全国誰もが知るところ！

2010年、興南高校・甲子園・春夏連覇！



記憶にも新しく、長く語り継がれる偉業ですよね！

春の選抜も強かったんですが
それ以上に夏は他を寄せつけない強さ
チームの強さに、選手ひとりひとりの、肉体的強さ、精神的強さがありましたよね

興南高校の強さの源は何だったのか・・・

今回は

前回に続き、『諸葛亮孔明』の古事から、それを考えてみました




『泣いて馬謖を斬る』


「ないてばしょくをきる」



『三国志』




天下を三分する、蜀・魏・呉の三国



そのうちの、蜀の大軍師、孔明は
君主たる、劉備玄徳亡き後、その意志を継ぎ
漢王朝の復古をめざし、魏の国を討つべく北伐の兵を挙げます

魏への北伐は5回におよびますが
その1回目の北伐行で、蜀は戦を有利に運びました

進軍を続ける蜀軍

その時、孔明は戦略上の要地、【街亭】の守備に
かねてよりその才能を見出し、目をかけていた馬謖を任命します

若さゆえでしょうか、馬謖は孔明の命に背き、配下の将の進言をも聞き入れず
戦うに不利な山の上に陣をはりました

しかし、それは致命的な失策となり
山の下を包囲された、馬謖軍は水の供給を絶たれ敗走します


【街亭】を失った事で蜀軍は進撃の拠点を失い
全軍撤退を余儀なくされました

蜀へと引き返した孔明は、軍命に背き
大敗をきっした馬謖の責任を、軍法にてらし問い
その才能を、愛し、育てた、愛弟子の馬謖を処刑したのです

軍法を守らずして、どうして敵を破る事ができる

と、言って孔明は涙を流したとか・・・

この古事は、国を、軍を率いる将たる者の厳しさを教え
規律なくして国は成り立たない事を教えているように思います




さて、時は現代へ・・・

２００７年、興南高校の監督に就任した、我喜屋監督
直後から選手達の生活全般を指導する事を始めたそうです

選手達の基本習慣を見直し、徹底させる

挨拶や、お礼、言葉使い、身だしなみや掃除

身体作りのための食事習慣の見直し

五感を鍛える毎朝の散歩

基礎練習をしっかりとする

古くなった道具も大切に使う

ゴミ拾いなど誰でも出来る事を全力でやる・・・など

それに伴い、練習や集合時間に遅れた選手には試合出場を見送ったり

バスの発車時刻に遅れた選手は置いていくなど

厳しく、規律正しく、社会へ出ても通じる人間形成を大切にしたそうです



そうした日頃からの我喜屋監督の取り組みが選手の精神を成長させ
２０１０年、史上６高目となる、春夏連覇の偉業を生んだのではないでしょうか



興南高校の球児達の
たとえリードを許しても、逆転する集中力
ここぞという時の見事なチームワーク


泣いて馬謖を斬る

規律なくして国は成り立たぬ・・・


興南高校の偉業にも通じるところがあるのではないでしょうか



さて、ワタクシ的には・・・

沖縄県勢のいない選抜は、ちょっとさみしいですけど

また今年も！熱い夏がやってくる事と思います！

全力で走る高校球児に負けぬよう！

日々是勉強、勉強です！


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参考
PHP文庫
守屋 洋　著
中国古典 一日一言

ために成ります！
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