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2011年04月11日

特別な日の・・・特別料理のお披露目!

料理店にとって・・

新作料理をお客様に初めてお披露目する瞬間は

期待感と不安の入り混じった、何ともいえない時です!

新作料理を食べたお客様が、どんな表情で、どんな反応をして下さるのか?

(^^)ドキドキしますね!

先日、そのお披露目をする機会がありました!

月苑飯店のメニューの中にはまだ入っていない

新作料理・・・

特別な日の・・・特別料理のお披露目!

『フカヒレと山鮑茸の醤油煮込み・菜の花添え』

見て下さい!この美しい一皿!

コラーゲンたっぷりのフカヒレを贅沢に使い

歯応え抜群の山鮑茸と一緒にじっくり煮込んで

春を告げる菜の花と共にいただく

なんとも、幸せいっぱいの一皿!

運ばれた皿を、お客様の目の前へお出しした瞬間の

「わあ!!」

喜びと驚きの声!たまりません!嬉しいですねえ!



フカヒレのツルんとした舌触り

山鮑茸のプリっとした歯応え

丁寧に繊細なお味に仕立てたソースがたまりません!

菜の花のほんのりと感じる苦味・・これがまたソースの味を引き立てます!



フカヒレは、大型のサメのヒレ(主に尾びれや背びれ部分)を乾燥させた

おそらく!知らない人はいない中華料理の高級食材ですね

中国でフカヒレが食べられだしたのは明の時代と言われているそうで

フカヒレをスープの具にしたり、ヒレの形のままじっくりと煮込む料理など

いろいろな料理が生み出されました

ジンベエザメ、ウバザメのものが最も高級とされ、アオザメ、イタチザメなども高級

なかなかお目にはかかれないんでしょうねえ!

一般的には、ヨシキリザメのヒレが使用されることが多いそうです

日本は世界でも有数のふかひれ生産国で江戸時代にはナマコやアワビと共に何と!

中国(明、清)へ輸出していたそうです!意外ですね!



日本では宮城県・気仙沼の水揚げが最も多いそうで

その多くはマグロ漁の際に一緒に釣れたサメからとられたものだそうです

宮城県・気仙沼産のものが有名で高級品として扱われるのは、その優れた加工技術が評価されているそうです

フカヒレが高級食材といわれるわけは、まずフカヒレとして食される部分はサメ本体の約0.5%~1.0%と実に少ない!

そのヒレから、皮・肉・骨を取り除き、繊維の部分を手間ひまかけて取り出すそうです

だから必然的に量は少なくなっていくんですね

というように、たくさんの工程・時間をかけて製品を作るので、どうしても高級になるんですね!



特別な日の・・・特別料理のお披露目!

調理の前のフカヒレ・・綺麗ですねえ!



今回はご紹介のみとなっていますが・・

いつか皆様にもご賞味頂ければ、と!

(^^)思っております!



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フカヒレと気仙沼 ・・・

先の東日本大震災によって宮城県は甚大な被害を受けました

宮城県・気仙沼は日本一のフカヒレ水揚げ量を誇っていました

水産資源豊かな太平洋の恵みを受け

古くからフカヒレの加工を行ってきた気仙沼は

その高い加工技術で評価されてきました
 
気仙沼港では朝の名物として

『ヨシキリ鮫の山』

が見られたそうで

朝、5時になると次々に鮫の水揚げが行われ

気仙沼市場では毎日のように

『鮫の山盛り』が見られていたそうです



そんな恵みをもたらしてきた海が今回は牙を剥きました

しかし、あの日から1ヶ月・・まだ余震は続いていますが

きっと海はまた、優しく穏やかな顔をみせてくれるものです

日本一の気仙沼・・早く普通の日常を取り戻してほしい

一日も早い、被災地の復興を願っています!

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タグ :特別料理

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Posted by 月苑飯店スタッフ at 10:00│Comments(0)中華料理 プラザハウス
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